トランスジェンダー女性のオリンピック参加を考える LGBT当事者の声

トランスジェンダー オリンピック
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トランスジェンダー女性とは男性で生まれホルモン療法や性別適合手術で女性として生活している人たちである。五輪史上初のトランスジェンダー女性選手として注目されたローレル・ハバード(43歳ニュージーランド)は、スナッチを3回連続で失敗して記録なしとなってしまった。だがこの特別な状況で開催してくれた日本に感謝を表明していたのだ。

トランス女性がスポーツ競技に参加することははたして公平なのであろうか。

以前私が浜田雅功さんの番組「スポーツジャングル」で紹介された時なのですが、

そのとき私はトランス女子として女子プロレスラーの団体に所属していたのですが、東京03の豊本さんのコーナーで「実は彼女は男性なんです」と言ったときに

浜田さんが「それ駄目やろ」で番組が終了していました。

このように男性が女性と競技をするときは不公平と思うのが一般的な考えであるかもしれません。

知らなかったのですがトランスジェンダーの扱いに関するオリンピックIOCのガイドラインがありました。

トランスジェンダー選手に関するガイドライン

大きく分けて2つあります。

  • 4年以上女性としてのアイデンティティを持っていること
  • 選手として活動している期間に男性ホルモンが288g/dL未満であること

この2つを条件としています。ホルモン治療中は男性ホルモン量は100g/dL未満で推移することが多くなります。

ホルモン療法をしている私の体験では

私の実体験ですと、かなり体力も低下するのとすぐバテるようになります。階段を歩いて登っただけで心臓がバクバクしてきます。また筋肉量が減り脂肪が増えます。3年間プロレスのトレーニングをするも体脂肪率は30%ほどを維持していました。一般男性であれば激しいスポーツを日々続けてその体脂肪率を高く維持はできないと思います。

ホルモン療法を行う選手については有利にならないと考えられます。

今でも私が続けているキャットファイト(アスリートではない女性同士が戦う競技)では全力で戦っても8割ほどは女性相手に負けています。(負け自慢みたいですが)男性だから有利とは全く感じないです。手加減などする必要はなく対等に向き合っていけます。

逆にトランス男性(女性として生まれ男性になった人)が男性ホルモンをすることによって有利になるのかは不明です。

日本ではガイドラインもなし

日本の各競技団体がトランスジェンダーに対する明確なガイドラインを今後作っていけば、トランスジェンダー選手も活動しやすくなります。誤解、偏見、無理解で排除されるのは残念です。性別を男女だけに区切っているだけの社会では私達トランスジェンダーは生きていくのに苦しいだけの社会になってしまいます。

トランスジェンダー事件簿
性同一性障害 性別はファッション2

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梶原 ひかるこのブログを書いている人
神奈川出身のトランスジェンダーアーティスト。生まれつき性同一性障害。悩み多き人生を送る。大好きなのは作曲。ほとんどの曲はインスピレーションに基づき作成されている。女子プロレス団体「世界プロレス協会」に3年間所属。師匠のミス・モンゴルさんはあの大仁田厚さんの弟子でもある。現在は音楽活動のほかキャットファイター「びりりあん みりんだ」としてもリングの上でバトルを繰り広げている。