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芸能事務所に…
芸能プロダクションのスタッフになった日
大学生の時、ひょんな事で出逢った神奈川県の西部住在の女性がいた。彼女は歳が1つ上の社会人であった。
彼女の勤め先は芸能プロダクション。そこで事務仕事をしていた。その事務所での業務が忙しいみたいで、私に「アルバイトしないか」と言ってきた。
某有名俳優が経営する事務所だった。一度だけお会いしたことがあった。
私の仕事内容
そこでの業務は事務所所属劇団のPR用のパンフレットも折り込み送付やオーディションの資料請求をした人に募集要綱などを送付する仕事だった。
モデル・タレントオーディション 新人募集!
オーディションの募集要綱をみてみるとオーディション費用は2万円だった。3000人ほど毎回応募が来るそうだ。年に3回開催している。オーディションだけで事務所のかなりの収入になることは確かだ。
2万円×3000人×3回=1億6000万円!!!
億千万!
郷ひろみさんを思い出した。
オーディションパンフレット
オーディションのパンフレットに載っている有名人が3人いた。よく聞いてみるとこの事務所所属の人ではない。このオーディション出身者であるかのように書いてある。
やっぱり
芸能界は怖いところだ…
しかも、そのオーディション出身者で活躍している人が1人もいないそうだ。
法律の事は全くわからない。これは単なるビジネスモデルか詐欺か?
歌謡界の大御所先生
時は流れて2012年頃、カウンセリングの仕事をした時
娘の事で相談があるとの事でとある主婦が私の新宿にあった事務所に訪ねてきた。
「過去にすごいヒット曲を出した凄い先生を知人に紹介してもらったんです」
確かに曲名を聞くと、30年以上前にヒットしていた曲だ。
そのお母様曰く、
「うちの娘の事、すごく素質があるからもっとレッスンを入れて育てたい」って先生が言うんです。レッスンが終わった後、スタッフの人が来て
「育てるのに50万円ほどかかる」
「こんなチャンスは2度とない」
と言われたそうだ。
相談としてはどうしたら良いか?と言う事であった。
これは典型的な古典的な?詐欺的なわかりやすいパターンではないか!
通常の新人を育てる仕組み
事務所がこの子は売れると判断した場合、スターに育てる投資をします。レッスン、身だしなみ、パフォーマンスなどお金をかけて育てます。育てて投資した金額をその子が売れる事によって回収しさらに利益を得るのです。
その子に投資 < ブレイクさせて儲ける
王道です。パチパチ。
その子に(保護者に)払わせる=それ自体で儲かる
それでレッスンで終了かエキストラなどの仕事を振られます。
邪道です。パチパチ。
芸能事務所の2択です。
人によって使い分けているところもあります。器用ですね。
芸能事務所が売れると判断した場合
モデルで女性ファッション誌で活躍している人に訊いてみた
知り合いでモデルがいたので訊いてみた。
2000万円かすごいな。その後その社長はモデルだけでなく女優にしたかったので有名な養成所に入れようとしたらしい。でも彼女は女優の仕事には興味がなかったそうで断ったそうだ。
この金額は随分前の話だからすごい額かもね。このように売れると見ていればその子から多額のお金を取ることはないということです。
良心的なレッスン料を払うのならまだいいですけどね。スターになれるといって多額のお金を要求するのは怪しすぎる。
コロナ渦でのオーディションに注意
横浜銀蝿のリーダー嵐さんと先日お話した時に、「コロナ渦でエンターテイメントはだめ。芸能事務所の半分くらいは潰れるかもしれない」とおっしゃっていました。特に「役者系のところはひどいな」
嵐さん自身もレコード会社、芸能事務所社長でもある。横浜銀蝿40周年も延期となり大変そうだった。
まとめ
コロナなのにオーディションやっているところは、どうかなあ?ネット配信などにに切り替えてたとしてもそんなに人材いるかなあ?いままでやっていた人が仕事を失っているのに。コロナ渦のオーディションはよく精査する必要がありそうである。
↓おすすめ本です。
利益の殆どがオーディション料、レッスン料という芸能事務所には注意!芸能事務所スタッフ経験者の私が語ります。コロナ渦での注意点もあり!