私のDTM作曲手順「上手くいかせようとすると上手くいかない」という逆説的真実

私の作曲手順
私の作曲手順

先日DTMなどで長年使ってきたパソコンが壊れた。あとはてもちの機材ではiPadでやるしか無い。

パソコンでの作曲に慣れているとiPadでの作曲はちょっとやりづらい。DAWや音源が変わってしまうのでだいぶ音質も変わってしまいます。しかし.それはそれでいつもと違う作風になって面白いかもしれません。

覚悟を決めてiPad!

パソコンでの制作はしばらくお預けなので覚悟を決めてMIDIキーボードをiPadに差込みます。

主な使用APPは次の通り。

①スマホの録音APP

②KorgGadget

③GarageBand

KORG Gadget
GarageBand

↑上の画像は実際に作成した後のものです。

手順

①曲が降りてくるまで待つ(曲のメロディが浮かび、脳の中に流れる)ちょっとした瞑想や禅に近いかも。この段階ではギターやキーボードは使いません。手ぐせやいつものパターンを避けるためです。意識で作るのではなく、無意識の方を利用するんです。

②頭の中でメロディが鳴ったら、すかさず歌って録音する。(急がないとすぐ忘れてしまう)

作るメロディは基本はAメロ、Bメロ、サビです。イントロや間奏はある程度経ってから作ります。

③録音を聴きながらメロディをMIDIキーボードをを使ってDAWに打ち込む。基本はピアノの音色で作ります。

④別トラックでコードを当てはめていきます。当てはめる基準はなんか気持ち良い。違和感が無いなどです。ここでテンションコードなども試してみます。9th、11th、13thたちやsus4、Xm7b5などは大好物です。

⑤ベースやドラムなどの別パートを打ち込んでいきます。

⑥気が向くとギター演奏して録音します。(たまにしかやらない)

⑦オケまで完成させます。このオケは基本的にはボーカル録りなためのものです。出力は曲の音声とボーカルガイドメロディの2つを作ります。この二つが一緒でもダメなわけでは無いのですが、別にしないと歌入れの時にガイドメロディの音量が調整できなくなります。

⑧ボーカル録音するDAWなどに2つの音声を別のトラックとして配置します。

⑨歌入れ

iPadのGarageBandで録音します。録音後の波形を見て歌い方を変えたり、音だけ聴いて気持ち良いかなどで判断します。後でメロダインなどで修正しないポリシーなので正しく歌えるように歌います。(自己調整!)できれば10テイクくらいで収めます。

沢山テイクしなければならない時程ダメです。【上手くやろうと思うと上手くいかない】という逆説的真理が発生します。焦りや力が入りやすくなり、それが歌に出ます。

歌のレコーディングでは、

まず、歌に集中する事

次に重要なのは以下だと思います。

・上手く歌おうとしない

・楽しく歌う

・幸せな気持ちで歌う

・良いものを作ろうとしない

作曲の時も同様です。上手くやろうとすると上手くできなくなります。邪念が邪魔するのです。

作詞作曲と歌のレコーディングで学べるのは技術だけでは無いという事ですね。奥が深いですね。

記事だけ書いて何もしないのは無責任かな。

1曲iPadでつくりました

ハードルをかなり上げてしまったところでプレッシャーではありますが、KORG Gadgetを使ってクリスマスソングを作ってみました。1分くらいなので気が向いたら聴いてみてくださいね。

横浜ランドマークタワーのクリスマスツリー

実際に横浜みなとみらいのランドマークのクリスマスツリーを撮影。後日、「クリスマスソングを作る」という思いのみでインスピレーションをいただきました。感謝。

Christmas Waves music,word,vocal:Hikaru.Kajiwara

これからも皆さんに役立つ記事を楽しく書いていきますね。今後ともよろしくお願いいたします。

2022/10月 都庁前にて
HYPERION STRINGS MICRO
DTM配信・録画Windowsサウンド設定
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梶原 ひかるこのブログを書いている人
神奈川出身のトランスジェンダーアーティスト。生まれつき性同一性障害。悩み多き人生を送る。大好きなのは作曲。ほとんどの曲はインスピレーションに基づき作成されている。女子プロレス団体「世界プロレス協会」に3年間所属。師匠のミス・モンゴルさんはあの大仁田厚さんの弟子でもある。現在は音楽活動のほかキャットファイター「びりりあん みりんだ」としてもリングの上でバトルを繰り広げている。